赤ちゃんは、実際には鼻がそれほど詰まっていなくても、鼻息が大きく聞こえることがあります。生後まもない時期は、フガフガ、ブーブー、ゴロゴロとした呼吸音が出やすく、授乳中や夜間には特に気になりがちです。初めての育児では、赤ちゃん 鼻づまりで苦しそうに見えると心配になりますよね。
ただし、多くの場合は一時的なもので、自宅で様子を見ながらケアできることがほとんどです。
赤ちゃんの鼻づまり|主な原因と家庭でできる対処法
赤ちゃんはなぜ鼻が詰まりやすいの?
「赤ちゃんの鼻づまりがいつも気になる」と感じる背景には、赤ちゃん特有の小さな鼻があります。
赤ちゃんの鼻の穴や鼻の通り道はとても狭く、少量の鼻水、乾いた鼻くそ、室内の乾燥による粘膜の腫れだけでも、詰まっているような音が出ます。大人なら自分で鼻をかめますが、赤ちゃんはまだできません。そのため、必要に応じて大人が手助けをすることになります。
また、生後数か月の赤ちゃんは鼻で呼吸することが中心です。授乳中も吸う・飲む・呼吸する動作を続けられる一方、軽い赤ちゃん 鼻づまりでも飲みにくそうに見えたり、眠っているときの呼吸音が大きくなったりします。
「赤ちゃん 鼻がゴロゴロする」「夜になると鼻が詰まったように聞こえる」という場合も、横になることで鼻水や分泌物が鼻やのどの奥にたまり、音が強調されていることがあります。機嫌がよく、普段どおり飲めていて、呼吸が苦しそうでなければ、急を要するケースではないことも多いでしょう。
なお、赤ちゃん 口呼吸 いつからと気になる方もいますが、赤ちゃんは成長とともに口でも呼吸できるようになります。ただ、月齢が低いほど鼻呼吸への依存度が高いため、鼻づまりが授乳や睡眠に影響しやすいのです。
赤ちゃんの鼻づまりで多い原因
1. 新生児にみられる生理的な鼻づまり
新生児 鼻づまりは、必ずしも風邪とは限りません。出生後しばらくは、鼻や気道に残った羊水・分泌物の影響や、未熟で狭い鼻の構造により、呼吸音が目立つことがあります。
たとえば、次のような様子がみられます。
- 寝ているときにフガフガ、ブーブーと音がする
- 一時的に鼻が鳴る
- 授乳中に鼻息が荒く聞こえる
- 鼻が詰まったように聞こえるのに、目に見える鼻水は少ない
- 力むときに鼻から音が出る
授乳量やおしっこの回数が普段どおりで、顔色や機嫌に問題がなければ、毎回鼻を吸う必要はありません。新生児の鼻づまりは、成長に伴って自然に気にならなくなることも多いものです。
2. 空気の乾燥
冬の暖房や冷暖房の使用で室内が乾燥すると、赤ちゃんの鼻の粘膜も乾きやすくなります。鼻水が固まり、鼻くそが増え、鼻づまりのような音につながることがあります。
朝起きたときに鼻の周りがカサカサしている、夜中だけ鼻がゴロゴロする場合は、乾燥が関係しているかもしれません。
赤ちゃん 乾燥 対策としては、加湿器を使う方法があります。やけどの心配が少ない超音波式や気化式などを選び、湿度はおおむね40~60%を目安にするとよいでしょう。加湿しすぎると結露やカビの原因になるため、部屋がジメジメしない程度に調整します。
加湿器は毎日タンクの水を替え、説明書に従ってこまめに洗浄してください。手入れが不十分だと、カビや雑菌を室内に広げてしまうおそれがあります。
3. 室内の刺激物
赤ちゃんの鼻や気道はデリケートです。ほこり、ハウスダスト、ペットの毛、たばこの煙、電子たばこの蒸気、芳香剤、アロマ、消臭スプレー、洗剤や香水の強い香りなどが、鼻づまりを悪化させることがあります。
生活環境を見直す際は、次の点を確認してみましょう。
- 赤ちゃんのいる室内や車内では喫煙・電子たばこをしない
- 寝室はこまめに掃除機をかけ、ほこりを拭き取る
- ペットがいる場合は寝具を頻繁に洗う
- 芳香剤、香りの強いキャンドル、アロマディフューザーは控える
- 洗濯洗剤や柔軟剤は無香料・低刺激タイプを検討する
- 赤ちゃんの近くで香水、ヘアスプレー、制汗スプレーを使わない
夕方から毎日鼻が詰まったように聞こえるなら、寝室の乾燥や、帰宅後に使用する香りのある製品が影響している場合もあります。
4. 赤ちゃんの風邪
赤ちゃん 風邪で最もよくみられる症状のひとつが鼻水・鼻づまりです。生後しばらくすると家族やきょうだい、保育園などを通して、さまざまなウイルスに触れる機会が増えます。
風邪による鼻づまりでは、次のような症状を伴うことがあります。
- 透明でさらさらした赤ちゃんの鼻水
- くしゃみ
- 微熱や発熱
- いつもより機嫌が悪い、抱っこを求める
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 授乳時間が短くなる、回数が増える
- 鼻水がのどに流れることによる軽い咳
一般的なウイルス性の風邪は、7~10日ほどで徐々に回復することが多いでしょう。鼻水の色が透明から白っぽくなったり、黄色や緑色っぽくなったりすることもありますが、色だけで細菌感染とは判断できません。
赤ちゃんの鼻水はいつまで続くのか不安になることもあります。赤ちゃん 鼻水 いつまでという場合、風邪なら1週間前後で軽くなることが多いものの、10日以上続く、いったん良くなってから悪化する、咳や発熱が強くなる場合は小児科へ相談しましょう。
5. 予防接種後の一時的な不調
予防接種の後に、眠りがちになったり、機嫌が悪くなったり、微熱が出たりする赤ちゃんがいます。鼻づまりが同時期に気になることもありますが、偶然風邪をひき始めた可能性もあります。
接種後1~2日程度の軽い不調で、飲めていて呼吸も落ち着いているなら、こまめな授乳や室温調整をしながら様子を見ます。発熱時の対応は、接種を受けた医療機関から案内された内容に従ってください。
症状が強い、長引く、ぐったりしている、呼吸が苦しそうといった場合は、接種した医療機関や小児科へ連絡しましょう。
赤ちゃんの鼻づまりを自宅で楽にする方法
赤ちゃん 鼻づまり 対処法は、特別な薬を使わずにできるものが中心です。鼻水をやわらかくして出しやすくし、授乳しやすい状態を整えることを目指しましょう。
生理食塩水の点鼻を使う
赤ちゃん用の生理食塩水は、乾いた鼻水や鼻くそをやわらかくするのに役立ちます。ドラッグストアなどで、赤ちゃん向けの点鼻タイプやスプレータイプが購入できます。
使い方の目安は次のとおりです。
- 赤ちゃんを仰向けにし、顔を少し横に向けます。
- 上側になった鼻の穴に、生理食塩水を1~2滴入れます。
- 数秒待ちます。
- 顔の向きを反対にして、もう片方も同様に行います。
- 自然に流れ出た鼻水をやさしく拭き取ります。必要に応じて鼻吸い器を使います。
授乳前や就寝前に行うと、飲みやすさや寝つきが改善することがあります。使用回数は製品の説明書を確認し、使いすぎないようにしましょう。
容器の先端を鼻の奥まで入れる必要はありません。鼻の入り口にそっと当てる程度で十分です。
鼻吸い器・スポイトを使う
生理食塩水で鼻水をやわらかくした後は、赤ちゃん 鼻水 取り方として鼻吸い器を使う方法があります。手動タイプ、電動タイプ、スポイト型などがありますが、強く吸いすぎないことが大切です。
赤ちゃん 鼻吸い器 使い方の基本は、以下のとおりです。
- 鼻水が固いときは、先に生理食塩水を使います。
- 赤ちゃんの頭をしっかり支えます。
- ノズルを鼻の入口に軽く当てます。奥まで入れません。
- やさしい力で短時間吸引します。
- 反対側の鼻も必要に応じて行います。
- 使用後は説明書に従って洗浄・乾燥させます。
吸引は、授乳や睡眠の妨げになるほど鼻水が多いときに限りましょう。何度も吸うと鼻の粘膜が刺激され、かえって腫れたり出血したりすることがあります。目安として1日3~4回以内にとどめ、フガフガ音だけで毎回吸う必要はありません。
湯気のある浴室で湿らせる
鼻水が粘って出にくいときは、入浴前後の湿った空気が助けになることがあります。浴室に湯気がこもっている場合は、赤ちゃんを抱っこして数分過ごすことで、鼻の中が湿って鼻水が動きやすくなることがあります。
ただし、熱いシャワーのそばや浴槽の縁には近づけず、赤ちゃんに直接蒸気を当てないでください。室内が暑すぎる、息苦しいと感じる環境は避けます。
やけどやのぼせの心配があるため、長時間の蒸気浴は不要です。授乳前や就寝前に短時間行い、その後に必要なら鼻水を拭き取るか、軽く吸引します。
寝るときにマットレスを傾けすぎない
鼻づまりは横になると目立ちやすいため、頭を高くしてあげたくなるかもしれません。しかし、赤ちゃんの睡眠中は、窒息や転落を防ぐために、硬く平らな寝具に仰向けで寝かせることが基本です。
枕、クッション、タオル、傾斜枕、授乳クッション、ぬいぐるみなどを寝床に入れたり、マットレスの下に物を入れて傾けたりする方法は避けましょう。赤ちゃんの体がずれ落ちたり、顔が寝具に埋もれたりする危険があります。
鼻づまりが気になるときも、まずは授乳前に鼻水をケアし、室内の乾燥を防ぐことを優先してください。眠っている間に呼吸が苦しそうな場合は、寝具を工夫するのではなく医療機関へ相談します。
授乳をこまめに行う
鼻づまりや風邪のときは、母乳やミルクを普段より少量ずつ、回数を増やして与えると飲みやすいことがあります。
鼻が詰まっている赤ちゃんは、吸うことと呼吸を両立するのが疲れやすく、いつもより短時間で授乳をやめることがあります。無理に一度で飲ませようとせず、途中で休憩を入れながら、欲しがるタイミングでこまめに授乳しましょう。
母乳の場合もミルクの場合も、脱水のサインを見逃さないことが大切です。おしっこの回数が明らかに少ない、口の中が乾いている、泣いても涙が少ない、元気がない場合は早めに小児科へ相談してください。
赤ちゃんの鼻づまりで避けたいこと
赤ちゃんの鼻が詰まると、大人の風邪対策を試したくなるかもしれません。ただし、赤ちゃんには使えないものや危険な方法があります。
次のことは避けましょう。
- メントールやユーカリ配合の塗り薬、精油、蒸気製品を赤ちゃんの顔まわりに使うこと
- 大人用・年長児用の血管収縮性点鼻薬を使うこと
- 綿棒を鼻の奥まで入れること
- 鼻吸い器で何度も強く吸うこと
- 医師や薬剤師に確認せず、市販のかぜ薬・咳止めを使うこと
- 鼻づまり対策として枕やクッションで頭を高くして寝かせること
赤ちゃんの鼻づまりには、清潔な環境、生理食塩水、必要最小限の鼻吸い、こまめな授乳が基本です。
すぐに病院へ相談したい症状
多くの鼻づまりは心配のないものですが、赤ちゃんは短時間で状態が変わることがあります。保護者の「いつもと違う」という感覚も大切にしてください。
次のような呼吸の苦しさがある場合は、すぐに医療機関へ相談してください。
- 鼻の穴を大きく広げながら呼吸している
- 息を吸うたびに肋骨の間や胸・みぞおちがへこむ
- 呼吸が明らかに速い、うなるような呼吸をする
- 一回一回の呼吸が苦しそう
- 唇や顔色が青白い、紫色、灰色っぽい
- 呼吸が止まるように見える
また、次の症状も受診の目安です。
- ほとんど飲めない、授乳を嫌がる
- おしっこの量や回数が大幅に減っている
- ぐったりしている、起こしても反応が鈍い
- 泣き声が弱い、顔色が悪い
- 鼻づまりや鼻水が10日以上続く
- 良くなった後に再び悪化した
- 濃い鼻水が続き、発熱や咳、機嫌の悪さもある
生後3か月未満で38.0℃以上の発熱がある場合は、早めの診察が必要です。赤ちゃん 鼻づまり 病院への受診を迷うときは、地域の小児救急電話相談「#8000」や、自治体の救急相談窓口を利用できます。
呼吸が苦しそう、顔色が悪い、意識がはっきりしないなど、緊急性が高い場合はためらわず119番へ連絡してください。
夜中の赤ちゃんの鼻息は、保護者にとってとても気になるものです。生理食塩水で湿らせる、必要なときだけ鼻水を吸う、乾燥を防ぐ、授乳回数を増やす。このようなやさしいケアで落ち着くことがほとんどです。赤ちゃんの呼吸、飲み方、顔色をよく見ながら、心配な変化があれば早めに相談しましょう。
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