赤ちゃんの呼吸音が気になるときのガイド - フガフガ・ゼーゼー・いびき・しゃっくりの原因と受診の目安
夜中の授乳や寝かしつけのあと、ベビーベッドから「フガフガ」「ゼーゼー」「キュー」と聞き慣れない音がすると、思わず息を止めてしまうものです。赤ちゃん 変な声がする、赤ちゃん 呼吸音が大きいと心配になる保護者は少なくありません。
赤ちゃんは、大人に比べて呼吸の音が目立ちやすいものです。気道が細く、呼吸のリズムもまだ未熟で、少しの鼻水や痰でも大きな音に聞こえます。多くは心配のいらない生理的な音ですが、なかには呼吸の苦しさを示すサインもあります。音だけでなく、赤ちゃんの顔色、飲めている量、機嫌、呼吸の様子を合わせて見ることが大切です。
赤ちゃんの呼吸音がにぎやかな理由
新生児や月齢の低い赤ちゃんは、年長児や大人とは違う呼吸をします。生まれたばかりの体は、子宮の外の環境に適応している途中です。
赤ちゃん 呼吸が大きく聞こえたり、不規則に感じたりする背景には、次のような理由があります。
- 気道がとても細い: 少量の鼻水、乾いた鼻くそ、吐き戻しなどでも空気の通り道が狭くなり、音が出やすくなります。
- 鼻の通り道が狭い: 赤ちゃんは生後しばらく鼻呼吸が中心です。軽い赤ちゃん 鼻づまりでも、フガフガ、ブーブーと大きく聞こえることがあります。
- 自分で鼻水や痰を出しにくい: 鼻をかんだり、上手に痰を出したりできないため、分泌物が残って音になりやすい傾向があります。
- 呼吸を調整する機能が未熟: 新生児 呼吸はリズムが整いきっておらず、眠っている間に速くなったりゆっくりになったりします。
- のど周りの組織がやわらかい: 喉頭軟弱症と呼ばれる状態では、声帯の上にある組織がやわらかく、息を吸うときに音が出ることがあります。
気になる音があっても、顔色が良く、起きているときに反応があり、普段どおり飲めていて、呼吸の合間に落ち着いているなら安心材料になります。
保護者が心配しやすい、よくある赤ちゃんの音
フガフガ音と赤ちゃんのいびき
赤ちゃん いびきや鼻を鳴らすような音は、新生児期にはよく見られます。赤ちゃん いびき なぜ起こるのかというと、鼻の穴や鼻の奥が非常に狭く、少しの鼻水、乾燥、寝る姿勢の影響でも空気の流れが音になりやすいためです。
授乳後にあおむけで寝かせたとき、乾燥する季節、かぜをひいたときなどは、特に鼻が詰まったような音が目立つことがあります。実際には鼻水がほとんど出ていない場合もあります。
赤ちゃん いびき 対処法としては、乳幼児用の生理食塩水を点鼻して鼻水をやわらかくし、必要なときだけ鼻吸い器でやさしく吸い取る方法があります。ただし、頻繁に吸いすぎると鼻の粘膜が刺激され、かえって腫れやすくなることがあります。
たまに小さないびきをかく程度なら、急いで心配する必要はありません。ただし、毎晩大きないびきが続く、呼吸が止まるように見える、飲みが悪い、日中もぐったりしている場合は、健診を待たずに小児科へ相談しましょう。
新生児に見られる周期性呼吸
新生児 無呼吸 正常なのかと不安になる保護者もいますが、月齢の低い赤ちゃんには「周期性呼吸」と呼ばれる呼吸パターンが見られることがあります。数秒間呼吸が止まったように見えたあと、一時的に少し速く呼吸し、その後また落ち着くというものです。
たとえば、次のような流れです。
- 規則的な呼吸が続く
- 10秒未満の短い間があく
- 少し速い呼吸が数回続く
- もとの呼吸に戻る
このパターンは新生児期、特に睡眠中によく見られます。呼吸をコントロールする脳の働きが発達途中であることが関係しており、成長とともに目立たなくなるのが一般的です。
秒数だけを数えて慌てるより、赤ちゃん全体の状態を確認してください。短い間があっても、顔色がピンク色で、力が抜けすぎず、その後に自然な呼吸へ戻るなら、周期性呼吸の範囲であることが多いでしょう。一方で、赤ちゃん 呼吸が止まる時間が10秒以上続く、唇や舌の色が青紫色・灰色っぽくなる、ぐったりする、起こしても反応しにくい場合は、すぐに医療機関へ連絡が必要です。
寝ているときのうなり声
赤ちゃんが眠りながら「うーん」「んー」とうなることも、珍しいことではありません。赤ちゃんは眠りが浅い時間帯に、手足を動かしたり、声を出したり、いきんだりと、とてもにぎやかです。
うなり声は消化の過程で出ることもあります。おならや便を出そうとして力むことがあり、便がやわらかければ、必ずしも便秘を意味しません。
ポイントは、うなりが「ときどき」か「呼吸のたびに」かです。眠っているときや排便時にたまにうなる程度なら、多くは問題ありません。しかし、息を吐くたびに毎回うなる場合は、呼吸が苦しいサインの可能性があります。詳しくは後ほど説明します。
赤ちゃんのしゃっくり
赤ちゃん しゃっくり なぜ起こるのかというと、呼吸に関わる横隔膜がまだ未熟で、ちょっとした刺激でけいれんしやすいためです。しゃっくりは非常によくあることで、ほとんどの場合は心配ありません。
授乳、空気を飲み込むこと、泣いたあと、興奮、満腹などがきっかけになります。毎日のように出る赤ちゃんもいれば、授乳のたびに出る時期がある赤ちゃんもいます。
しゃっくりで赤ちゃんが苦しむことは通常なく、特別な処置も必要ありません。驚かせる、息を止めさせるといった方法は避けましょう。授乳後にしばらく縦抱きにする、一度に飲む量を少なめにして回数を分ける、やさしくげっぷを促すことで減る場合もあります。それでも、多くは自然におさまります。
受診を考えたい呼吸音
すべての音が赤ちゃん特有のものとは限りません。気になる音が繰り返し出る場合は、スマートフォンで短い動画や音声を記録しておくと、小児科で状況を伝えやすくなります。診察室に入った途端に音が消えることも珍しくありません。
息を吸うときの高い音、喘鳴・吸気性喘鳴
息を吸うときに「ヒュー」「キュー」と高い音がする状態は、吸気性喘鳴と呼ばれます。泣いたとき、授乳中、あおむけの姿勢、興奮したときに大きくなることがあります。
乳児では、喉頭軟弱症が原因となることがあります。のどの入り口付近のやわらかい組織が、吸気時に一時的に内側へ引き込まれて音が出る状態です。音は大きくて心配になりますが、軽症なら気道がしっかりしてくるにつれて自然に改善し、生後12〜18か月頃までに目立たなくなることが多いです。
乳児の喉頭軟弱症では、次のような様子が見られることがあります。
- 泣いたときや興奮時に、息を吸う音が高くなる
- あおむけで寝ると呼吸音が大きくなる
- 授乳中に音が出る
- 吐き戻しが多い、胃食道逆流のような症状がある
- 落ち着いているときや縦抱きでは音が軽くなる
喉頭軟弱症は軽症で経過を見ることも多い一方、持続する喘鳴は一度小児科で確認してもらいましょう。授乳中にむせる、体重が増えにくい、呼吸が止まるように見える、唇が青くなる場合は早めの受診が必要です。
続くゼーゼー音
赤ちゃん 喘鳴は、一般に息を吐くときに聞こえる笛のような「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音を指します。鼻づまりによるフガフガ音とは異なり、肺につながる気管支など、下気道が狭くなっている可能性があります。
赤ちゃん 喘鳴 原因としては、細気管支炎などのウイルス感染症がよく知られています。秋から冬にかけて増えやすく、咳や鼻水を伴うこともあります。そのほか、気道への刺激や炎症などが関係する場合もあります。月齢の低い赤ちゃんに新しく喘鳴が出たとき、音が続くとき、咳を伴うときは、小児科へ相談してください。
鼻かぜでも呼吸音が大きくなるため、保護者が音の種類を正確に判断する必要はありません。大切なのは、呼吸の「苦しさ」がないかを見ることです。一呼吸ごとに体を大きく使っていないか、つらそうに息をしていないかを確認しましょう。
赤ちゃんの咳、様子を見てよい場合と受診の目安
たまに出る赤ちゃん 咳は、鼻水、よだれ、授乳中に気管へ入りかけたミルクなどを外へ出すための自然な反応です。よだれが増える時期や哺乳後に1〜2回咳き込む程度であれば、すぐに異常とは限りません。
ただし、数日たっても繰り返す咳や、だんだん強くなる咳は、小児科へ相談しましょう。ウイルス感染、胃食道逆流、鼻水がのどへ流れること、胸の病気などが背景にある場合があります。特に月齢の低い赤ちゃんは、早めに状態を確認するほうが安心です。
咳の出方も大切な情報です。授乳中だけ咳が出るのか、夜間に悪化するのか、咳き込んだあとに吐くのか、飲みたがらないのか、いつもより眠りがちなのかを観察しておくと、診察時に役立ちます。
犬がほえるような咳
「ケンケン」と犬がほえるような、かすれた強い咳は、クループ症候群の可能性があります。ウイルス感染により、のどや気管の入口付近が腫れて起こる病気です。鼻水や軽いかぜ症状から始まり、夜間に咳や呼吸音が強くなることがあります。
赤ちゃんを落ち着かせ、抱っこして上体を起こし気味にすると楽になる場合があります。室内は暑くしすぎず、穏やかに過ごしましょう。浴室の湯気を吸わせる方法が紹介されることもありますが、熱い蒸気によるやけどの危険があるため、赤ちゃんに直接蒸気を当てることは避けてください。安静時にもヒューヒューと音がする、苦しそう、飲めないなどの症状があれば、早めに医療機関へ連絡しましょう。
呼吸のたびにうなる
眠っているときに時々聞こえるうなり声とは別に、呼吸のたびに毎回うなる場合は注意が必要です。特に息を吐くたびに「うーん」とうなるのは、赤ちゃんが気道を保とうとしているサインのことがあります。
起きているときも寝ているときも、呼吸ごとにうなりが続く場合は、様子見をせず、至急医療機関へ相談してください。次の昼寝まで待つ、といった判断は避けましょう。
緊急受診が必要なサイン
赤ちゃんは体調が急に変わることがあります。呼吸の異常は自宅で長く様子を見るべき症状ではありません。次のような様子があれば、ためらわずに119番へ連絡するか、救急外来を受診してください。
- 落ち着いている状態で、1分間に60回を超える速い呼吸が続く
- 呼吸のたびに肋骨の間、肋骨の下、首の付け根がへこむ、いわゆる陥没呼吸がある
- 息を吸うたびに鼻の穴が大きく広がる、鼻翼呼吸がある
- 唇や舌が青紫色、灰色、白っぽい色になっている
- 呼吸のたびにうなる
- 息苦しさのために授乳ができない、飲めない
- ぐったりしている、極端に眠そう、起こしても反応が鈍い
- 赤ちゃん 無呼吸が10秒以上続く、または呼吸が止まった際に顔色の変化を伴う
「大げさかもしれない」と迷う必要はありません。赤ちゃん 呼吸に問題があるかもしれないと感じたら、早めの判断が大切です。明らかに息苦しそう、顔色が悪い場合は、まず救急要請を優先してください。
軽い鼻づまりや呼吸音で自宅でできること
全身状態が良く、軽い赤ちゃん 鼻づまりや新生児特有の呼吸音が気になる程度なら、次のような工夫で楽になることがあります。
- 授乳後は少しの間、縦抱きで過ごす
- 鼻づまりには生理食塩水の点鼻を使い、必要に応じてやさしく鼻水を吸う
- 1回量を無理に飲ませず、授乳回数を増やして負担を減らす
- 室内を適度な温度・湿度に保ち、たばこの煙や電子たばこの蒸気を避ける
- 睡眠時は必ずあおむけにし、硬く平らな寝床に寝かせる
- マットレスを傾ける、枕を入れる、寝姿勢を固定するグッズを使うことは避ける
音の大きさだけで判断せず、赤ちゃんの様子を見てください。よく飲み、体重が増え、顔色がよく、穏やかに過ごせているなら、単に音が大きい赤ちゃんかもしれません。反対に、音が目立たなくても、呼吸が速い、胸がへこむ、飲まないといった様子があれば注意が必要です。
疲れている保護者へ伝えたいこと
赤ちゃんは、フガフガ音、キューという声、しゃっくり、寝言のようなうなり声など、本当にさまざまな音を出します。小さな気道と未熟な呼吸の仕組みによるもので、周期性呼吸、たまのいびき、しゃっくり、睡眠中の短いうなりは、よくあることです。
一方で、続く赤ちゃん 喘鳴、息を吸うときの高い音、なかなか治まらない咳、犬がほえるような咳、呼吸ごとのうなりは、見過ごさないようにしましょう。普段の赤ちゃんの音をいちばんよく知っているのは、そばにいる保護者です。「いつもと違う」「音が強くなった」「呼吸がつらそう」と感じたら、相談してください。それは慌てすぎではなく、赤ちゃんを守るための大切な行動です。
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