赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげて、やっと落ち着いた…と思ったら、また大泣き。顔を真っ赤にして反り返ったり、足を引き付けるようにして泣くことも。おむつも替えたし、寒くも暑くもなさそうだし、さっき飲んだばかり。
「どうして授乳後にこんなに泣くの…?」と、夜中に途方に暮れている方も多いと思います。
授乳後に赤ちゃんが泣く理由はひとつではありませんが、よくある原因はいくつかに絞られます。
ここでは、できるだけ落ち着いて順番にチェックしていけるように、原因と対処法を整理しました。
ネットでむやみに検索して不安をふくらませるより、「落ち着いたチェックリスト」のつもりで読んでみてください。
赤ちゃんが授乳後に泣く・ぐずるときは、次の順番で考えてみてください。
完璧に原因を言い当てる必要はありません。
ひとつずつ試して、「これは違うかな」「これは効果ありそう」と消去法で見ていけば大丈夫です。
授乳後に赤ちゃんが泣く理由として、いちばん多いのが「お腹に空気がたまっている」ことです。
飲むときに一緒に飲み込んだ空気がうまく抜けず、腸の中にガスがたまると、小さな体にはかなりつらい感覚になります。
こんな様子があれば、「ガスかな?」と疑ってみましょう。
同じ量を飲んでいても、空気を飲み込みやすい赤ちゃんもいれば、あまり飲み込まない赤ちゃんもいます。
飲むスピードが速い、乳首のサイズが合わずミルクが出すぎる、途中で泣きながら飲む、浅い吸いつきなどがあると、空気を多く飲み込みがちです。
「げっぷさせてね」とは言われても、具体的なやり方は意外と教わらないこともあります。
「授乳後 げっぷ 出ない」「赤ちゃん げっぷがうまく出せない」と悩む方は、いくつか姿勢を変えて試してみてください。
肩にかかえる基本のげっぷ姿勢
ひざの上で座らせる姿勢
ひざの上でうつぶせに寝かせる姿勢
数秒で出る子もいれば、数分かかる子もいます。
5分ほど試してもげっぷが出ず、本人が落ち着いているようなら、無理に続けなくて大丈夫です。
赤ちゃんが授乳後 泣く場合は、次のタイミングで「こまめに」げっぷを入れてみてください。
こまめに空気を抜いておくことで、後からガスで苦しくなるのを防げることがあります。
授乳後 泣く理由がガスっぽい場合、げっぷ以外にもこんな対処法があります。
自転車こぎ(バイシクルレッグ)
赤ちゃんをあお向けに寝かせて、両足を持ち、ゆっくり自転車をこぐように動かします。
腸の動きが促され、たまったガスが出やすくなります。
お腹のマッサージ
手をあたためてから、赤ちゃん用のオイルやクリームを少量つけ、おへその周りを「の」の字を描くようにやさしくマッサージします。
時計回りに、軽い力で行うのがポイントです。
うつぶせ遊び(うつぶせタイム)
起きている時間に、短時間うつぶせにして見守ることで、お腹に適度な圧がかかり、ガス抜きに役立つことがあります。
ただし、すぐ授乳直後は吐き戻しが増えるので、少し時間をあけてからにしましょう。
こうした方法で明らかに機嫌がよくなるなら、「赤ちゃん 泣く」理由のメインは、ガス・げっぷの問題と考えてよさそうです。
生まれたばかりの赤ちゃんの胃は、とても小さいです。
1日目はさくらんぼくらいの大きさ、その後も数週間は「小さな卵」程度で、たくさんは入りません。
母乳の場合は、赤ちゃん自身が「満腹サイン」を出しながら飲むので、飲みすぎは起こりにくいとされています。
一方、哺乳瓶だと
といった理由で、赤ちゃん 飲みすぎになりやすくなります。
次のような様子があるときは、「お腹がいっぱいすぎて苦しい」のかもしれません。
飲み終わった直後から「動けないほど苦しそう」「明らかに詰め込みすぎた」ような様子なら、量を見直してみましょう。
哺乳瓶での授乳では、「ペースフィーディング」と呼ばれる方法が役立ちます。
赤ちゃんが自分のペースで飲めるようにサポートするやり方で、授乳後 泣く・吐くといったトラブルの予防につながります。
特に新生児のうちは、「1回にたくさん」より「少なめをこまめに」のほうが、お腹への負担が少なくなります。
「ミルク 吐く」「飲んだあとによく戻す」赤ちゃんの中には、胃食道逆流が関係している場合もあります。
これは、胃の内容物が食道側に逆流してしまう状態で、赤ちゃんのうちはよく見られます。
少量の吐き戻し自体はよくあることですが、逆流でしみたり痛かったりすると、授乳後 泣く原因になります。
次のような様子があれば、逆流が関係している可能性があります。
ただし、「よく吐く=必ず病気」というわけではありません。
ニコニコしながらミルクをちょろっと吐き戻す「ご機嫌さんタイプ」も多くいます。
心配なのは、「吐く+いつも痛そう・機嫌が悪い+体重がなかなか増えない」といったケースです。
「乳児 逆流性食道炎まではいかないけれど、逆流ぎみかも?」と思ったら、まずは次のようなケアを試してみてください。
授乳後は20〜30分ほど縦抱きにする
胸に抱きつけるようにして、あまり揺らしすぎず、落ち着いた縦抱きにします。
一度に飲ませすぎないで回数を増やす
胃がパンパンになると逆流しやすくなるので、少なめの量を回数多めにするイメージです。
授乳姿勢を見直す
授乳中も、頭が少し高くなるような姿勢を心がけます。
横抱きにする場合も、頭側を少し高く、体をまっすぐに保つよう意識すると良いです。
げっぷをこまめに
胃の中に空気がたまっていると、逆流を助長してしまいます。ガス・げっぷ対策もあわせて行いましょう。
次のような場合は、小児科や自治体の子育て相談窓口に早めに相談してください。
乳児 逆流性食道炎などが疑われる場合は、医師と相談のうえ、薬やミルクの調整などの対応が行われます。
授乳後 泣くのは、「まだ足りないから」ばかりではありません。
お腹はすでにいっぱいだけど、「吸うこと自体」が心地よくて続けたい、ということもあります。
赤ちゃんにとって吸う行為は、自律神経を落ち着かせる、消化を助ける、安心感を得るなど、大切な役割があります。
いわゆる「おしゃぶり吸い」や「安心するための吸いつき」です。
次のような様子なら、「単にもっと飲みたい」というより、「吸っていたい」「くっついていたい」という気持ちかもしれません。
体重増加が順調で、おしっこやうんちの回数も十分なら、授乳時間の一部は「栄養というより心の栄養」と考えてよさそうです。
おっぱいでの抱っこ授乳
母乳育児の場合、ママが無理のない範囲であれば、夕方〜夜の「ダラダラ飲み」「おしゃぶり吸い」を許容するのもひとつの方法です。
抱っこされておっぱいにくっついているだけで安心する子も多いです。
おしゃぶり(乳首型のもの)を使う
生後すぐから使うかどうかは意見が分かれますが、日本小児科学会や母乳育児のガイドでは、「母乳が軌道に乗るまでは控えめに」とされることが多いです。
母乳育児中であれば、おおよそ生後3〜4週間以降、授乳リズムと吸いつきが安定してから検討すると安心です。
ミルク育児の場合は、早めから使用する家庭もあります。
授乳後 泣くけれど、指やおしゃぶりをくわえるとすぐ落ち着くようなら、「もっとミルクを足す」というより、「どう安心させるか」を工夫していくと良いでしょう。
母乳は、1回の授乳の中で少しずつ成分が変化していきます。
授乳のたびに頻繁に左右を切り替えていると、前乳を飲む量が多くなり、後乳が十分に取れていないことがあります。
このバランスが崩れると、腸の中でガスが発生しやすくなり、赤ちゃん 泣く・お腹がゴロゴロする原因になることがあります。
大事なのは、「何分ずつ」ではなく、「赤ちゃんがひとつの胸をしっかり飲み切れているか」という視点です。
授乳の途中で頻繁に左右を変えるクセがある場合、一度「片側をしっかり飲んでもらう」形に見直すだけで、お腹の張りやガスがかなり減ることもあります。
もし母乳量に不安がある場合や、吸いつきに問題がありそうなときは、助産師さんや自治体の母乳育児相談などを利用すると心強いです。
ネットで「授乳後 泣く 理由」を調べると、すぐ「ママの食事のせい」「乳製品が悪い」といった情報が目に入るかもしれません。
ただ、実際には、母乳を通した食物アレルギーや食物不耐症はそこまで頻繁ではありません。
それでも、特に多いのは「牛乳たんぱく」へのアレルギー・不耐症です。
一時的なおならや軽いミルク 吐くとは違い、もう少し長期的な症状として現れることが多いです。
次のような症状が複数あてはまる場合は、小児科や乳児健診で相談してください。
これらは必ずしもアレルギーとは限りませんが、受診のきっかけにはなります。
自己判断で極端な除去食にするのはおすすめできません。
栄養が偏るおそれもあるので、必ず専門家と相談しながら進めましょう。
牛乳たんぱくアレルギーなどが原因だった場合、適切な対応をとることで、授乳後 泣く頻度がぐっと減ることも少なくありません。
授乳方法や量を調整しても、「決まった時間になると毎日のように長時間泣く」場合、いわゆるコリック(黄昏泣き)が関係しているかもしれません。
一般的には、以下のように説明されます。
保護者の方からよく聞かれるのは、こんなパターンです。
ガス抜きや授乳の工夫で多少楽になることはあっても、コリックそのものを「完全になくす」ことは難しいケースも多いです。
もし「授乳後 泣く」が、特定の時間帯だけ極端にひどい場合は
という流れで、少しでも安心材料を増やしていけると良いと思います。
多くの場合、コリックは生後3〜4か月ごろには自然と落ち着いていくと言われています。
授乳後 泣くのは、ほとんどのケースでガスや軽い逆流など、自宅ケアで様子を見られるものです。
ただし、次のようなサインがある場合は、ためらわず早めに医療機関を受診してください。
日本では、かかりつけ小児科のほかに、夜間休日の小児救急、#8000(小児救急電話相談)などの相談窓口もあります。
「こんなことで相談していいのかな」と迷うときほど、早めに聞いてみてください。
最終的には、毎日そばで見ている保護者の「いつもと違う」という感覚が、いちばん重要な情報になります。
授乳後に赤ちゃん 泣くとき、パニックになる前に、次の順番で落ち着いて確認してみてください。
まずはガス・げっぷ
授乳途中と授乳後に、姿勢を変えながらげっぷを試す。
「自転車こぎ」やお腹のマッサージでガス抜きをサポート。
量が多すぎていないか
飲み終わった後のお腹の張りや、吐き戻しの量をチェック。
哺乳瓶はペース授乳に切り替え、「飲みすぎ」を防ぐ。
逆流のサインがないか
背中を反らせる、仰向けにすると激しく泣く、ミルク 吐く量が多いなど。
授乳中・授乳後の姿勢を工夫し、必要なら小児科に相談。
「もっと飲みたい」ではなく「吸っていたい」かも
おっぱいやおしゃぶり、指を吸うとすぐ落ち着くなら、安心したい気持ちが強いサイン。
抱っこやおしゃぶりを上手に利用して、「心の満腹感」を満たしてあげる。
母乳の左右のあげ方を見直す
片側をしっかり飲ませてから反対側へ、の流れで後乳もしっかり飲めるようにする。
緑っぽく泡立つうんち・ガスが多いなどがある場合は特に意識。
長期的な症状や皮膚・うんちの変化をチェック
血便、湿疹、家族にアレルギー体質が多いなどがあれば、アレルギーの可能性も頭の片隅に置き、小児科で相談。
時間帯が決まっているならコリックの可能性
夕方から夜にかけて毎日同じように泣く、でも体重や発育は順調、という場合はコリックのことを知っておくと少し気持ちが楽になる。
うまくいかない日があって当たり前ですし、正解の対応がその日によって変わることもあります。
それでも、こうして一つひとつ確認していく中で、「この子はこういうときに泣きやすいんだな」と、少しずつわかってきます。
今は真夜中の授乳後 泣くがとても長く感じられるかもしれませんが、必ず少しずつ楽になっていきます。
ひとりで抱え込まず、家族や専門家の手も借りながら、できる範囲で「試してみる」を重ねていければ十分です。