新生児の授乳ペースって、実際に始まってみるとかなり悩ましいテーマです。
「欲しがるたびにあげていいのか」「何時間ごとにあげるべきか」「授乳スケジュールを決めた方がいいのか」など、周りからもいろいろ言われて戸惑いやすいところですよね。
ここでは、産後すぐの時期に現実的にうまくいきやすい授乳のスタイル、母乳とミルクそれぞれの新生児 授乳 回数や授乳 間隔の目安、赤ちゃんの空腹サイン(授乳 サイン 赤ちゃん)の見方、授乳スケジュール 新生児が必要になるケースなどをまとめました。
よく聞く「クラスターフィーディング とは何か」や、「授乳 一回 時間 目安」、授乳記録アプリ(ここでは例として Erby)をどう活用できるかもあわせて紹介します。
日本の産科・小児科・助産師のあいだでも、生後しばらくはオンデマンド授乳(レスポンシブフィーディング 授乳とも言います)をすすめることが多いです。
オンデマンド 授乳 とは、ざっくり言うと次のようなスタイルです。
最初の時期にこの方法が向いている理由は、だいたい次のとおりです。
生後1か月くらいまでによく見られるパターンは
きちんとしたスケジュールが好きな人には雑然として見えますが、多くの赤ちゃんにとってこの時期の「バラバラな授乳」が、あとで少しずつペースが整っていく土台になります。
とはいえ、オンデマンドだからといって完全にノールールというわけではありません。
「きっちりした時間割」ではなく、だいたいの枠組みを持ちながら、赤ちゃんの様子を優先するイメージです。
赤ちゃんによって個性はありますが、「この範囲なら多くの新生児ではよくあるパターン」という授乳 回数・授乳 間隔の目安があります。
完全母乳の新生児は、生後数週間は1日8〜12回程度授乳することが多いです。
具体的にはこんなイメージです。
「母乳は1日何回あげればいい?」と聞かれた時の基本的な答えは
赤ちゃんの空腹サインが出たらそのつど授乳し、結果として1日8〜12回くらいになることが多い
と考えておくとイメージしやすいです。
母乳の授乳 回数について、よくあるポイントを挙げると
母乳育児では、レスポンシブフィーディング 授乳を続けることで、赤ちゃんの需要に合わせて母乳量も調整されていきます。
「回数が増える → 数日後に母乳量が増える」というイメージです。
粉ミルクや混合栄養の場合も、やはり最初は頻回です。
生後数週間のミルク育児では、1日7〜8回程度がひとつの目安とされています。
「ミルクはどのくらいの間隔であげるのが普通?」と聞かれた時に、多くの小児科や育児書で示される目安は
粉ミルクは母乳より消化に少し時間がかかることが多いため
とはいえ、ミルクでも日本小児科学会などがすすめているのは**基本は赤ちゃんのサインに合わせる「レスポンシブな授乳」**です。
1日に必要なミルク量(総量)は、赤ちゃんの体重や日齢によって変わります。
具体的なミルク量は、産院・助産師・小児科医から示される目安や、パッケージにある表を参考にしつつ、定期健診などで相談しながら調整していきましょう。
オンデマンド授乳をするには、まず**赤ちゃんの授乳 サイン(空腹サイン)**を知っておくと気持ちがぐっと楽になります。
赤ちゃんは、いきなり大泣きして「お腹すいた!」と訴えるわけではなく、泣く前にいくつかのサインを出してくれています。
実は、泣くのは遅いサイン 赤ちゃんの「最終手段」に近いものです。
早めの空腹サインとして多いのは、次のような様子です。
ルーティング(探すような動き)
手を口にもっていく動き
くちびるや舌の動き
寝ていたのにそわそわ動き出す
このあたりで授乳を始めると、赤ちゃんも比較的落ち着いて飲みやすく、母乳でもミルクでも吸いつきがスムーズなことが多いです。
一方で、次のような状態は「かなりお腹がすいてしまった」遅いサインになります。
この段階になると、いきなり口元に乳首や乳首型ニップルを持っていっても、うまく吸いつけないこともあります。
そんな時は
という流れにすると、授乳がしやすくなります。
数日〜数週間一緒に過ごすうちに、「この子はこういう時にお腹がすいてくるんだな」とだんだんパターンがつかめてくるはずです。
これこそが「レスポンシブフィーディング 授乳」、つまり時計より赤ちゃん本人を見て授乳するという考え方の中心になります。
「授乳ペースがやっとつかめてきたかな」と思った頃に、急に短い間隔で何度も何度も授乳を求めてくる時期が来ることがあります。
これが、よく言われるクラスターフィーディングです。
クラスターフィーディング とは
というようなパターンを指します。
「今日はずっとおっぱいにくっついている」「ミルクをあげてもまたすぐ欲しがる」
そんなふうに感じる日は、多くの場合クラスターフィーディングのタイミングです。
特に次のような場面でよく見られます。
クラスターフィーディングは
母乳の場合、夕方〜夜にかけて頻回授乳が続くことで
とも言われています。
この時間帯は赤ちゃん自身もぐずりやすく、抱っこやおっぱい・ミルクを「安心するための手段」として求めていることも多いです。
ミルク育児で、1日のミルク総量がかなり多いのにクラスターフィーディングのように見える場合は、一度助産師さんや小児科医に24時間のミルク量と回数を相談してみると安心です。
クラスターフィーディングの日は、親の側も疲れやすいものです。少しでも楽に乗り切るために
といった工夫をしてみてください。
多くの家庭で、クラスターフィーディングは生後1〜2か月をピークに、徐々に落ち着いていくことが多いです。
次に気になるのが、「授乳 一回 時間 目安はどのくらい?」という点です。
母乳とミルクでは少し感覚が違いますが、共通して言えるのは**時間より「きちんと飲めているかどうか」**が大事ということです。
一般的な目安としては
とされていますが、これはあくまで「よくある平均的な数字」です。
実際には
といった違いがあります。
時計よりもチェックしたいポイントは次の3つです。
吸っている時のリズム
最初は「ちゅっちゅっちゅっ」と細かい吸い方が多く、その後「ごくっ」と飲み込む音が増えてくるかどうか
授乳後の様子
飲み終わったあと、顔や体がゆるんで満足そうにしているか、すぐにまた激しく空腹サインが出ないか
うんち・おしっこの回数と体重増加
定期健診や体重チェックで、増え方が順調かどうか
もし
といった場合は、助産師や授乳相談の専門家、母乳外来、小児科などで飲み方(ラッチ)や母乳の出方を一度チェックしてもらうと安心です。
粉ミルクや搾母乳を哺乳瓶であげる場合、新生児期の1回の授乳にかかる時間は、15〜30分程度が多いと言われています(スローフローニップル使用時)。
乳首の流量が合っているかどうかの目安は
といった点です。
おすすめなのが**ペースト・ボトルフィーディング(ペースを赤ちゃんに合わせる哺乳)**という方法で
という飲ませ方です。
授乳 一回 時間 目安そのものよりも
「その子なりに無理なく飲めていて、体重や機嫌が安定しているか」
を重視してあげると良いでしょう。
ほとんどの健康な新生児にとっては、オンデマンド授乳が合っていると考えられていますが、中には医師からある程度きちんとした授乳スケジュール 新生児をすすめられるケースもあります。
新生児科医や小児科医、助産師から「授乳スケジュールを組みましょう」と言われやすいのは、たとえば次のような場合です。
早産・低出生体重児の場合
出生体重が少ない、または体重増加がゆっくりな場合
持病がある・薬の影響がある場合
こうした場面での授乳スケジュールは
という位置づけです。
医師や助産師から授乳スケジュールを提案された場合は
をぜひ具体的に確認しておきましょう。
産後すぐは寝不足続きで、「さっきどっち側から授乳したっけ?」「前の授乳は何時だった?」と、細かいことを覚えておくのが難しくなりがちです。
そんな時に役立つのが、授乳記録アプリのようなシンプルなツールです。
ここで例として挙げるErbyアプリでは、次のようなことが記録できます。
母乳の授乳記録
ミルク・搾母乳の記録
1日のパターンの見える化
Erbyのようなアプリで授乳を記録しておくと
といったメリットがあります。
最初の数週間だけ細かく記録して、慣れてきたら徐々にやめる人もいれば、混合育児などで「ずっと記録している方が安心」という人もいます。
大事なのは、記録をプレッシャーではなくサポート役として使うことです。
「◯時間ごとにきっちり授乳しないといけない」というためのものではなく、「今うちの子はこんなペースなんだな」と客観的に把握するためのツールと考えてみてください。
オンデマンド授乳だからといって、「親の都合は一切考えてはいけない」という話ではありません。
大切なのは、赤ちゃんのサインを最優先にしつつ、できる範囲で生活が回るように工夫していくことです。
いくつか現実的なコツを挙げると
生後6〜12週間くらいのあいだに、多くの赤ちゃんは
「完璧な時間割」か「完全なカオス」かの二択ではなく
赤ちゃんのペースを尊重しながら、その中で親子にとって無理のないリズムを少しずつ作っていく
くらいの感覚でとらえておくと、心が少し楽になります。
「うちの子の授乳ペース、これで大丈夫かな?」と不安になったら、一人で抱え込まずに、産院・地域の助産師・保健師・小児科などに遠慮なく相談してみてください。
新生児の授乳はどうしてもハードですが、支えてくれる専門職もたくさんいます。少しずつ、その子とあなたに合ったペースを一緒に見つけていきましょう。