赤ちゃんのガスがたまりやすい理由と見分け方、今日からできる安全な解消法
やっと寝てくれた赤ちゃんをそっとベッドに下ろして、静かにその場を離れたのに…10分後には顔を真っ赤にして「うーうー」うなり、足をお腹に引き寄せて苦しそう。
「なんでうちの子はこんなにガスがたまるの…?」と感じているママ・パパは、とても多いです。
赤ちゃんのガスはよくあることですし、音もにおいもにぎやかですが、ほとんどは心配いりません。
うれしいことに、おうちでできるシンプルな対処法がたくさんあります。
この記事では
- 赤ちゃん ガス がたまりやすい理由
- 見逃したくない 赤ちゃん ガス サイン
- 赤ちゃん ガスとコリック 違い
- 今日からできる具体的な 赤ちゃん 腸内ガス 解消法・ガス抜き 方法
をまとめてご紹介します。
どうして赤ちゃんはガスがたまりやすいの?
大人はおならをしても、ほとんど意識しませんよね。
でも赤ちゃんの体は、まだまだ練習中です。
1. 消化器官が未熟だから
生後数か月のあいだ、赤ちゃんの消化器官は発達の途中です。
ミルクを押し出す腸の動きがまだ安定していなかったり、腸内細菌のバランスも整っている途中だったりします。
その結果として
- ガスが多く作られやすい
- ガスがうまく動かず、お腹の中に「閉じ込められる」
- その圧で苦しくて、うなったりもがいたりする
といったことが起こります。
新生児〜生後3か月ごろは、泣く時間も多く、赤ちゃん ガス 痛がる様子が目立ちやすい時期と重なります。
2. 授乳や大泣きのときに空気を飲み込みやすい
赤ちゃんは、ミルクを飲むたびに少しずつ空気も飲み込んでいます。
長く大泣きしたあとも同じで、口から入った空気があとでガスとして出てきます。
空気を余分に飲み込みやすいのは、こんなときです。
- 母乳・哺乳瓶の吸いつき(ラッチ)が浅い、ずれている
- 乳首(ニップル)の穴のサイズが赤ちゃんに合っていない(出すぎ・出なさすぎ)
- 赤ちゃんを寝かせたままの姿勢で授乳している
- 長時間激しく泣いている
こうした空気は、赤ちゃん げっぷで先に出してあげられると、お腹まで行かずにすみます。
授乳中や授乳後にこまめにげっぷをさせると、「あとでお腹が張る」のをかなり減らせます。
3. ママの食事と赤ちゃんのガスの関係(思ったほど大きくない)
母乳育児のママからよく聞くのが
「授乳中 食べ物 赤ちゃん ガス に関係ある?」
「ブロッコリーや豆を食べたからかな…」
という心配です。
結論から言うと、多くの赤ちゃんにとって、ママの食事はガスの主な原因ではありません。
大人がおならが出やすくなる食べ物(玉ねぎ・キャベツ・豆類など)をママが食べても、そのまま赤ちゃんのお腹が張るとは限りません。
ただし、次のような場合は、食べ物が症状を強めている可能性もあります。
- 家族に食物アレルギーやアトピーの人がいる
- うんちに血や粘液が混じる、湿疹がひどい、体重があまり増えない など、他のサインもある
「決まって牛乳をたくさん飲んだ日の授乳後に、赤ちゃん お腹が張る・機嫌が最悪」というように、かなりはっきりしたパターンがあるなら、
自己判断で大きな食品群を抜く前に、小児科や助産師・保健師に相談を。アレルギーの有無を確認しつつ、必要以上の食事制限を避けられます。
ミルク育児の赤ちゃんも、もちろんガスはたまります。
この場合は
- 哺乳瓶の角度や持ち方
- 乳首の穴の大きさ・形
- まれに、特定のミルクが合わない
といった点が関係していることがあります。
ミルクを次々と変えるより、まずは自治体の保健センターや小児科医に相談してから調整していくと安心です。
赤ちゃん ガス サインとは?
赤ちゃんは言葉で訴えられないので、「泣く」ことでいろいろ伝えています。
その中で、赤ちゃん ガス 痛がるときに出やすいサインを知っておくと、原因のヒントになります。
よく見られる 赤ちゃん ガス サイン は次のとおりです。
-
足をお腹に引き寄せる
もっとも典型的なポーズです。膝をお腹の方にぐっと引き寄せてから、また伸ばす動きを繰り返します。 -
背中を反らせる
体をこわばらせて、ぐーっと反り返るようにする赤ちゃんもいます。お腹の苦しさから逃れようとしているサインのひとつです。 -
お腹が張って硬くなる
ふだんはふにゃっと柔らかいお腹が、いつもよりパンパンに張って硬く感じられることがあります。見た目にも少し膨れて見えることも。 -
体をよじる・もぞもぞ動く
落ち着かず、キックしたり、腰をひねったり、とにかくよく動く。うなり声をあげることも多いです。 -
いきんだり、うなりながら大きなおならをする
顔を真っ赤にして「うーっ」と力を入れたあと、盛大な赤ちゃん おならをすることもめずらしくありません。 -
急に激しく泣き出す
さっきまで機嫌がよかったのに、突然ギャン泣き。ところが、おならやうんちが出た瞬間にケロッと落ち着く、なんてことも。
大きなげっぷやおならのあと、急に表情がゆるんだり笑顔になったりするようなら、ガスが原因だった可能性が高いです。
赤ちゃん ガスとコリック 違いは?
「ガスのせいで泣いているのか」「コリック(黄昏泣き)なのか」、よく混同されます。
症状が重なりやすいのですが、厳密には別のものです。
コリックとは?
医学的には、コリック(乳児疝痛)は次のように説明されます。
- 1日に3時間以上泣く
- それが週に3日以上続く
- 3週間以上同じような状態が続いている
- それ以外は健康で、よく飲み、よく体重も増えている
泣き方はとても激しく、なかなかあやしてもおさまりません。
夕方〜夜にかけてひどくなることが多く、これといった原因が一つに絞れないのが特徴です。
実際の「ガス」と「コリック」の違い
赤ちゃん ガス が主な原因のときは
- 足をお腹に引き寄せる、反り返る、いきむなど、体の動きがはっきり出る
- お腹が張って硬くなっている
- 泣き始めと泣きやみが比較的急で、波がある
- げっぷ・おなら・うんちのあと、かなりスッと楽になった様子が見られる
といったことが多いです。
一方で 赤ちゃん 泣き止まない コリック の場合は
- きっかけがはっきりわからないまま、長時間泣き続ける
- おならやうんちのあとも、少し落ち着く程度で、すぐまた激しく泣き出す
- あやし方をいろいろ変えても、なかなか反応しない
といった特徴があります。
もちろん、両方を同時に抱えている赤ちゃんもいます。
ガスはコリックの一因にはなり得ますが、すべてではありません。
「ガスなのかコリックなのか判断がつかない」「泣き方が心配」と感じるときは、迷わず小児科や助産師・保健師に相談を。
毎日そばで見ているママ・パパの感覚は、とても大切です。
赤ちゃん 腸内ガス 解消法 - 優しく安全なガス抜き 方法
ここからは、実際に試しやすい 赤ちゃん ガス抜き 方法 をご紹介します。
組み合わせて使うと、より効果が出やすいです。
1. 自転車こぎ運動(バイシクルレッグ)
一番シンプルで、効果を感じるママ・パパが多い方法です。
- 赤ちゃんを安全な平らな場所にあお向けに寝かせる
- 足首あたりをそっと支える
- 両足を交互に曲げ伸ばしして、自転車をこぐような動きをゆっくりさせる
- 赤ちゃんの表情を見ながら、嫌がるようならすぐストップ
この動きで腸が刺激され、ガスが先へ進みやすくなります。
1回数分を目安に、寝る前や授乳後など、1日に何度か取り入れてもOKです。
2. お腹マッサージでガスを外へ
優しい お腹マッサージ も、赤ちゃん ガス 解消法としておすすめです。
やり方のポイントは
- 部屋と赤ちゃんの体を冷やさないよう、十分あたたかくしておく
- 手をよく洗い、手のひらをこすって温めてから触る
- ベビーオイルなど、赤ちゃん用のオイルを少量つけると滑りがよくなる
- 強く押さず、「さする・なでる」感覚でとても優しく
具体的なマッサージ方法は次の2つです。
-
時計回りにくるくるさする
赤ちゃんのおへそを中心に時計の文字盤をイメージして、右下から左下へ向かう「時計回り」の方向で円を描きながら優しくさすります。腸の流れに沿った動きです。 -
「I・LOVE・U」マッサージ
- ママ・パパから見て、赤ちゃんの左側(自分の右手側)を上から下へ、まっすぐ1本線にさする。これが「I」。
- 次に、お腹の上部を赤ちゃんの右から左へなで、そのまま左側を上から下へなでおろす。これが逆さの「L」。
- 最後に、赤ちゃんの右側のお腹からスタートして、おへそをまたぐように大きな半円を描きつつ左側に下りてくる。これが逆さの「U」。
1〜数分を目安に、1日に数回まで。赤ちゃんが嫌がったり、泣き方がひどくなるときは中断しましょう。
3. うつぶせ遊び(タミータイム)
タミータイム(うつぶせ遊び) は、首すわりの練習だけでなく、赤ちゃん ガス にもとても良い刺激になります。
赤ちゃんをうつぶせにすると
- お腹が床やママ・パパの体に軽く押され、ガスが動きやすくなる
- 自然と足をバタバタさせたり体をくねらせることで、腸の動きが促される
ようになります。
最初は1〜2分くらいの短時間でかまいません。
1日に数回、必ずそばで見守りながら行いましょう。
プレイマットの上はもちろん、ママ・パパの胸の上にうつぶせで乗せてあげるのもおすすめです。おむつ替えのあとなど、様子を見ながら少し取り入れてみてください。
4. 本当に出る「赤ちゃん げっぷの出し方」
うまく 赤ちゃん げっぷ を出してあげることは、「あとからお腹が張る」のを予防する意味でとても大事です。
赤ちゃんによって出やすい体勢が違うので、いくつか試してみましょう。
-
肩にかつぐ姿勢
- 赤ちゃんを縦抱きにして、自分の肩に頭を預けてもらう
- 片手で頭と首をしっかり支える
- 反対の手で、背中を下から上になで上げるようにさすったり、優しくトントンする
-
膝の上で座らせる姿勢
- 赤ちゃんを膝の上に座らせ、横向きか前向きに座らせる
- あごの下あたりを指で支えて、頭と胸を支える(首をしめないよう注意)
- 少し前かがみにし、背中をさするかトントンする
-
膝の上でうつぶせにする姿勢
- ママ・パパの両膝の上に、赤ちゃんをうつぶせに寝かせる
- 頭が胸より少し高くなるように支える
- 背中をやさしくトントン、またはさする
すぐに出る赤ちゃんもいれば、数分かかる赤ちゃんもいます。
「赤ちゃん げっぷ 出ない…」と焦りすぎなくて大丈夫ですが、特にガスがたまりやすい子は、授乳の途中と授乳後の2回に分けてげっぷタイムを取ってあげるとラクになります。
5. あたたかいタオルでお腹をリラックス
あたたかい(熱すぎない)タオルをお腹にのせると、筋肉のこわばりがゆるみ、ガスが動きやすくなります。
安全なやり方は
- 清潔なハンドタオルかガーゼを用意する
- ぬるま湯に浸してよくしぼり、しっとりした状態に
- 先に自分の手首の内側にあて、熱くないか必ず確認する
- 服の上から、赤ちゃんのお腹にそっと乗せ、数分間様子を見る
必ずそばについていて、熱そうにしたり嫌がるそぶりがあればすぐにはずします。タオルが冷めてきたら取りのぞきましょう。
6. コリック・ホールド(反り返り抱っこ)
「コリック・ホールド」と呼ばれる抱っこも、赤ちゃん ガスとコリック 違い にかかわらず、落ち着きやすい体勢として人気です。
- 大人の前腕の上に、赤ちゃんをうつぶせ気味にのせる
- 赤ちゃんのお腹が腕にしっかり当たるようにし、頭はひじのあたりで支える
- 頭が少し高く、お尻側が少し低くなるような角度にする
- 反対の手でお尻や背中を支えながら、歩いたり、ゆらゆら揺らしたりする
腕がお腹をやさしく圧迫することでガスが動きやすくなり、揺れのリズムも加わって、泣き止む赤ちゃんが多いです。
授乳・ミルクの工夫でガスを減らす
赤ちゃん お腹 張る 対処法 としては、「何を飲ませるか」よりも、「どう飲ませるか」を見直すほうが効果が出やすいことが多いです。
母乳育児の場合
-
吸いつき(ラッチ)をチェック
深くしっかりくわえられていると、空気を飲み込みにくくなります。
ちゅぱちゅぱ音が大きい、口元から母乳がダラダラこぼれる、乳首が痛い…といったときは、助産師や母乳外来で抱き方・くわえ方を一度見てもらうと安心です。 -
体勢を変えてみる
赤ちゃんを少し起こし気味にして授乳したり、ママが少し後ろに寄りかかる「ラグビー抱き・リクライニング授乳」で、空気を飲み込みにくくなる赤ちゃんもいます。 -
途中で一度げっぷタイム
特に飲むペースが速い子や、ガスがたまりやすい子は、片側飲み終わったタイミングなどで一度げっぷをさせてから、もう片側の授乳にうつると楽になります。
ミルク育児の場合
-
乳首の穴の大きさを見直す
出るのが早すぎるとゴクゴク急いで飲み、遅すぎると力いっぱい吸いこんでしまい、どちらも空気を多く飲みやすくなります。月齢の表示は目安なので、実際の飲み方を見て調整しましょう。 -
哺乳瓶の角度に注意
ミルクが乳首にしっかり満たされるように傾け、乳首の中に空気が入らないよう意識します。 -
「ペースト・フィーディング(ゆっくり飲ませる)」を意識する
赤ちゃんをやや起こし気味に抱き、哺乳瓶を水平に近い角度で持ちながら、途中で数回休憩を入れて飲ませます。母乳のようなリズムになり、空気も入りにくくなります。 -
途中と最後のげっぷを忘れずに
ミルクは一度に飲む量が多くなりがちなので、途中で一度、飲み終わってからもう一度の2回はげっぷを促してあげるとよいです。
母乳でもミルクでも、少し縦に近い姿勢で飲ませると、逆流やゲップの出にくさが軽くなり、結果的にガスが減ることがあります。
ガス薬・乳酸菌サプリと病院を受診すべきタイミング
ドラッグストアやネットでは、赤ちゃん ガス に効くとされる市販品がいくつもあります。
ただし、「飲めば必ず治る魔法の薬」ではないので、特徴を知ってうまく付き合っていきましょう。
シメチコン製剤(ガスをこわす薬)
「シメチコン」を有効成分とする製剤は、赤ちゃん ガス 向けとして世界中で使われています。
ガスの泡をこまかくして、おならやげっぷとして出しやすくする働きがあるとされています。
ポイントは
- 用法・用量を守れば、通常は赤ちゃんにも比較的安全とされている
- 使ってみて「楽そう」と感じる保護者もいる
- 一方で、研究によっては効果がはっきりしないという結果もあり、絶対的な解決策ではない
というところです。
使う前には、かかりつけの小児科医や薬剤師に必ず相談し、特に新生児や早産の赤ちゃんには、自己判断で使わないようにしましょう。
乳酸菌・プロバイオティクス
最近は、赤ちゃん ガス や 赤ちゃん 泣き止まない コリック に、乳酸菌サプリを試してみるご家庭も増えています。
- とくに ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri, L. reuteri) という菌株は、母乳育児のコリックに対して一定の改善を示した研究が海外・国内で報告されています。
- ただし、コリックに対する効果のほうがはっきりしており、「ガスだけ」にどこまで効くかは、子どもによって差があります。
試してみたいときは
- まず小児科医や保健師に相談し、赤ちゃんの月齢や体調に合うか確認する
- 「乳児用」と明記された製品を選ぶ
- 数日で判断せず、数週間は続けてみてから効果を見きわめる
といった点を意識してみてください。
すぐに病院へ行ったほうがよいサイン
ほとんどの 赤ちゃん ガス は自然なもので、大事には至りません。
ただし、次のような様子があるときは、早めに医師の診察を受けてください。
- お腹がいつも以上にパンパンに張り、さわるととても硬く、明らかに痛がる
- 黄緑色や黄色っぽい嘔吐、噴水のように勢いよく吐く
- うんちに血が混じっている
- 発熱している、ぐったりして反応が弱い、いつもと明らかに様子が違う
- 授乳・ミルクの飲みが悪く、尿の回数が明らかに減っている
「何かおかしい」と感じたら、夜間・休日であっても、迷わず小児科や救急外来に連絡・受診を。
日本では、#8000(小児救急電話相談)で、夜間の受診の目安について看護師や医師のアドバイスを受けることもできます。
最後に - あなたのせいではありません
夜中に何度も起こされ、赤ちゃん お腹が張るたびに泣かれて、ぐったりしているママ・パパも多いと思います。
顔を真っ赤にして足を抱え込む姿や、突然のギャン泣きは、見ている側も心が折れそうになりますよね。
でも
- 「母乳の質が悪い」わけではありません
- 「ミルク選びを間違えた」わけでもありません
- 「授乳の仕方が下手」なわけでもありません
ほとんどの場合、ただ単に
小さな赤ちゃんの消化器官が、ゆっくり成長している途中
というだけのことです。少しだけ、ガスを出すお手伝いが必要なだけ。
この記事で紹介した
- 自転車こぎ運動やお腹マッサージ
- タミータイムやコリック・ホールドの抱っこ
- いろいろな 赤ちゃん げっぷの出し方 の工夫
- 授乳・ミルクの姿勢やペースの見直し
を、赤ちゃんの様子に合わせて、できる範囲で組み合わせてみてください。
それでも不安なとき、「これは赤ちゃん ガス なのか、赤ちゃん コリック なのか分からない」と感じるときは、一人で抱え込まずに、かかりつけ小児科や助産師・保健師に相談を。
専門家に「大丈夫だよ」と言ってもらえるだけでも、気持ちがふっと軽くなります。
やがて赤ちゃんの腸はぐんと成長し、気づけば「最近、そういえばガスで大騒ぎしてないな」と思う日がきます。
真夜中の「自転車こぎ」も、「あんなことしてたな」と笑って思い出す日が、必ず来ます。
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